毎年の子どもの習い事ランキングで10位以内に入る「そろばん」ですが、ちょっと古い印象を持つ方も多いのではと思います。

お父さんお母さんが仕事で計算するときは電卓ですし、携帯電話にも電卓機能はついています。また、アメリカでは学校の授業やテストなどで電卓の使用が許されていることが多く、そろばん自体の普及もほとんどないようです。

しかし、そんな「そろばん」が何故日本の子どもの習い事ランキングでは毎年10位以内に入るのでしょうか?一般には「集中力がつく」や「指先を使うから脳に良い」「暗算は右脳に良い」など脳にとって良いと言われることが多いです。それは確実にそうであると思います。しかし、小さい頃にそろばんを習っておくべき一番の理由は他にあるのです。

その一番の理由に触れる前に、小さい子どもに何かを学ばせるための目的について触れておきたいと思います。その目的とは「嫌い」や「苦手」というマイナスの感情を感じる前に、そのものに触れさせてしまい、抵抗を無くすことです。

例えば中学生にもなると、英語が嫌いなど「嫌い」という感情が学ぶより先に出てきてしまいます。その状態ではいくら勉強しても身になることはありません。そこで、そんな感情を感じることのない小さな子どもの内にゲーム感覚で触れさせ、学ばせるのです。そうすることで、従来であれば苦手になっていたかもしれない教科を嫌いになることなく、取り組める状態を作ることができるのです。※当てはまらないケースもありますが可能性の話です。

その上で、小さい頃にそろばんを習っておくべき一番の理由について説明します。

まず、多くの小学生・中学生は理系の分野で躓きます。最初にそれが顕著に表れるのが算数です。

他の教科に比べ、重要度が高い算数の出来が悪いと、そこに勉強の多くの時間を割く必要がでてきます。その結果、他の教科に費やす時間が無くなり、全体的に点数が悪くなるというカラクリがあります。そこで、算数への抵抗が少なく、計算力もある状態を作り出すことで、他の教科の勉強に時間を充てることができ、全体的に成績が良くすることができるのです。

つまり、今の日本の教育制度や評価制度の中では、小さい頃にそろばんを習うことで、脳育や脳トレとは別の意味で、小学生・中学生になった時に活きてくるというのが大きなメリットになるのです。